夏の味わい

鶏のハム・ブルーチーズソース添え

鶏むね肉は加熱するとパサつきやすい特性があります。ラップでしっかり巻いて空気に触れないようにすることで、水分が逃げず、ふっくらジューシーに仕上がります。
レシピ by たなかのりこ

『梅は百花にさきがけて咲く・・・』といわれるように、寒い冬の終わりを告げるかのように、花開き春の訪れを知らせてくれます。その花がやがて実を成し、私たちの食生活の中で欠かせないものとなっています。

梅干しに梅酒・・・。くらしの知恵で美味しく食べる方法を今に伝えている“梅”ですが、ビタミンB1・B2、ビタミンC、そしてクエン酸が含まれていて、元気の源となっているのです。各家庭で引き継がれてきた梅の保存食「梅干し」や「梅酒」はそれぞれに手のかかる保存食ですが、それだけにお母さん自慢の味として伝わっているものがあるのではないでしょうか?

そんな懐かしの味を、“梅まろや香”は匠の技できりりと仕上げました。酒蔵で作る梅酒ならではの清酒仕込みです。甘すぎず、そしてキツすぎず、ほどよく梅香るお酒は、食中酒としてテーブルに華を添えてくれる存在感でお料理の味を壊すことなく楽しいひとときを演出してくれます。

今回の食材は鶏のむね肉。簡単に自家製のハムを作ります。パサつきやすいむね肉は調理の仕方でその弾力と鶏の奥深い味わいを楽しむことができますよ。匂いも味が強いブルーチーズですが、まろやかなソースに仕上げることで、“梅まろや香”のほどよい酸味とほのかな甘さがより引き立つ効果も!

初夏の風に吹かれながら、梅まろや香に浮かぶ氷の音を心地よく響かせてみませんか?

作り方

-鶏ハム-
1.鶏肉は皮を取り除き、塩・砂糖・こしょうをふってよく擦り込み、縦半分に切る。(200g 2枚ならそのままでOK。下味用調味料は1/2にして)
2.全体に下味用調味料がなじんだら密閉できる保存袋に入れ、しっかりと空気を抜いて口を閉じる。袋の上から手で30秒ほどもみ、冷蔵庫で5~6時間おく。
3.鶏肉を取り出し、まな板の上にラップを広げておき、棒状になるように形成しながらキツめに巻きこむ。ラップの端はほどけてこないようにねじり、輪ゴムなどを使ってしっかりと固定する。(もう一枚も同様に)
4.鍋にたっぷりとお湯を沸かし、巻いた鶏肉を入れる。3分強火で茹でたら火を止め、そのまま1~2時間余熱で火を通す。(この過程でゆっくり加熱するので鶏むね肉がふっくらと仕上がるのです)
5.取り出してラップを巻きなおし冷蔵庫で冷やしてから食べやすい大きさに切っていただく。

-ブルーチーズソース-
1.材料を全て鍋に入れ中火にかける。
2.チーズがとけて他の材料となじんだら薄力粉を少しずつ振り入れ、ゆっくりととろみをつけて火を止める。

材料

鶏のハム・ブルーチーズソース添え材料
-鶏ハム-
鶏むね肉・・・400g(200g程度のもの2枚でもよい)
塩・・・小さじ
砂糖・・・小さじ1
こしょう・・・少々

-ブルーチーズソース-
ブルーチーズ・・・60g
牛乳・・・100cc
にんにく・・・1片 (細かく刻んでおく)
黒こしょう・・・少々
薄力粉・・・大さじ11(あれば米粉)