「理想の酒を絵に描くと鯛のようなのが望ましい」

初代杜氏の鶴田百治が残した言葉があります。「理想の酒」を口に含んでからの印象を鯛の形になぞらえたものですが、高清水はこの言葉を大切に継承してきました。
昭和19年(1944年)の創業から平成、令和となっても色褪せずにさらに輝きを増す。軟水の環境下で、米を白く搗き(よく磨き)、低い温度でじっくり沸かす(発酵させる)。秋田の気候風土を最大限に活かした先人達の知恵の結晶。
現代の「吟醸造り」の原型と言われる姿がここ秋田にあります。

 

秀麗無比シリーズの第一弾
秋田の象徴である「秋田流寒仕込みと六号酵母」を選び、吟醸蔵「御所野蔵」の初代杜氏 加藤均が伝統を表現しました。連続金賞受賞記録を持つ御所野蔵 加藤均の酒造りの心得の一つ「仕込みよりも丁寧な清掃と洗浄」。その環境が可能とする純然とした現在の六号酵母の体現。
地元秋田の方にこそ知っていただきたい味わいです。
”酒の国”秋田に生まれた幸せ、秋田に生きる悦び。地元秋田の酒通に向けて。秀麗無比なる秋田の伝統を踏襲し、味重視の丁寧な「吟醸造り」をした純米しぼりたて最後の一滴までお愉しみください。

 

ひと手間かけ秋田の文化を「粋」に愉しむ

◇「冷たすぎない温度」にするひと手間

1~5℃くらいの家庭用冷蔵庫は保存には適していますが、このお酒を飲むには少し冷た過ぎる温度です。風味をしっかり堪能できる温度帯は7~10℃くらい。お飲みになる少し前に冷蔵庫から出すひと手間をかけてみてください。秋田流寒仕込みと六号酵母による華美すぎない存在感のある香りと、しぼりたての風味。ほんのりと甘さと赤肉メロンのような風味をより感じ取れます。秋田の伝統に少し近代的ニュアンスのある洗練された味わいです。

 

◇「加水」をするひと手間

豊富な米の旨みに伝統の秋田流寒仕込みによる、俗にいう「玉が効いた」酒質。しっかりとした味わいで水を加えても酒の姿が崩れず、香味が「開く」瞬間があります。味がぼけない程度に少しずつ水を加え、開くポイントをお探しください。肴に白身魚や貝の刺身をおすすめします。わさび醤油もいいですが、加水したときは「煎り酒」が愉しいです。純米酒と梅干と鰹節でつくる伝統的な調味料。塩分が少なくほんのりとした酸味と優しい旨みがあり、魚の甘みを見事に引き立てます。酒と肴が同調し旨みの共鳴が愉しめます。

 

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