伝統を昇華するアッサンブラージュを
酒を造るのは微生物。
自然を相手に、生き物として変化し、生き物としての酒を造ります。同じ原材料や手順でも出来上がるお酒はいつも違います。貯蔵後の熟成の進み具合も均一ではなく、約束した味わいにするために「調合」という工程があります。そのためにはブレンダーの力が欠かせません。数あるタンクそれぞれの個性と状態を把握し、それを組み合わせる想像力と経験。
杜氏は伝統の酒を守り、ブレンダーは伝統の味を守っています。

「ベルリンの空には壁がない」。
秋田県民が誇る「大曲の花火」創造花火の生みの親である佐藤勲氏。冷戦時代、その普及のために訪問した西ベルリンでの打ち上げ前日に、記者会見で残した言葉です。この言葉は地元新聞のトップ記事として紹介され大反響を呼びました。
「花火は丸くなくていいじゃないか。複雑な配色を避け単色化せよ。リズム感と立体感を狙え」。既成概念にとらわれないアイディアと情熱が、打ち上げ花火にショーとしての新たな価値を生み出し、創造花火へと昇華させました。

(参考 大仙市ホームページhttps://www.city.daisen.lg.jp/ 「創造花火の部」「海外と大曲の花火」)

秀麗無比シリーズ第三弾
華やか、穏やか、ふくよか、爽やか。蔵にはさまざまな風味のお酒があり、なかにはオフフレーバーとされるのもあります。それらの個性をブレンドで「均一化」するのではなく、アッサンブル(組み立て)しました。
本社蔵(伝統)と御所野蔵(現代)にはあるさまざまな風味のお酒。伝統の六号酵母のお酒を核としながら、一つの原酒では成し得ない、複数の風味が折り重なる立体感と調和を生む、ブレンダー発信の純米酒です。
”酒の国”秋田に生まれた幸せ、秋田に生きる悦び。秀麗無比なる特別純米酒を思う存分堪能してください。

ひと手間かけて秋田の文化を「粋」に愉しむ

◇「さまざまな温度」で愉しむひと手間
冷蔵庫から出して徳利や片口に入れて少し時間を置いた7~10℃、もう少し時間を置いた10~15℃くらい。常温の20~25℃。秋田流寒仕込みと六号酵母が味わいの核ですが、それ以外の複数のお酒の風味で全体が構成されています。重層的で複雑な風味が差し込む立体感のある味わいを存分に愉しんでいただけます。